メールは「一言、相手を思いやる気持ちを自分らしい言葉で文字にする」 ビジネスマナーは相手ありき!
☆彡お仕事との向き合い方
①スイート女子は相手の立場になり
②ビター女子はビジネススキルを学ぶ
あなたはビジネスマナーに自信がありますか?
会社に入ると様々な「社会人としてのたしなみ」が求められます。
例えば、ビジネスシーンにふさわしいファッション、敬語の使い方、ビジネス文書の書き方、会議室やタクシーなどでの上座の位置、なんていうのもそうですね。
意識の高い皆さんなら「もちろん知っているし、実践だって完璧です」と胸を張ってくれることでしょう。
でもね~
これこそがちゃんとやってるのに愛されない杓子定規なビター女子がはまりがちな穴。
スイート女子になるには、基本のルールを知っているだけでは不十分なのです。
例えば、次の一文を依頼メールの本文の末尾だとイメージして読んでみてください。
「お忙しいところ恐縮ですが、大至急お願いいたします。」
この文章は受け取った相手を「カチン」とさせる、ビジネス違反の文章なのです。
どこがまずいのでしょうか。その原因は「大至急」の三文字にあります。
「大至急」というのは送りての都合です。
受け手側はその都合を押し付けられている印象を受けてしまいます。
つまり、この文章は受け取った相手が
「心地よく感じるかどうか」の配慮に欠けるもの。
必要な要素をルールとして盛り込んだだけの自動文書作成ソフトのようなメールです。
ビジネスマナーは相手ありき。こちらの都合を前面に出すのは失礼にあたります。
そもそも、至急のお願いをメールで済まそうという段階でスイート女子としてはNG。
本当に下級の要件であるなら、
まずメールを送る前に、出向くなり、電話なりで口頭で期日をお伝えして、
OKの返事をもらいましょう。
それからリマインドとして、メールを送るのが基本です。
IT関連や、通信会社などデジタル分野にたけた業種でない限り、
直接の会話を主軸にビジネスを進めるのが「仕事のできる」女性のやり方です。
血の通ってない文章という点で、テンプレートそのままのメールも嫌われます。
一言、相手を思いやる気持ちを自分らしい言葉で文字にする、
それこそがスイート女子のビジネスマナーです。
ビジネスの世界では、間違っていないことが必ずしも正しいとは限りません。
「仕事のできる」女性を目指すなら、
ルールをオリジナルにカスタマイズするスキルを手に入れましょう。
すでにスイート女子のあなたなら、急ぎのお願いほど「お手すきの時で構いませんので」「急ぎませんので」という言葉が自然に出てくるでしょう。
イソップ寓話の「北風と太陽」にもありますが、厳しく頑固な言動は人の心を固く閉ざします。
物事を自分の思い通りに速やかに行いたいときこそ、
温かく寛容的な対応が効果的。
これこそが本物のビジネスマナーなのです。
☆彡チェック
急ぎの要件をお願いしたいなら、まず電話をかけよ!
Good Luck!! 幸運を祈ります! おきばりやす。
以上は 鈴木真理子著 「仕事も恋も手に入れる ズルいほど幸せな女になる40のワザ」より一部抜粋&加筆